筍の季節がきました

ご無沙汰しております。福田屋の西村です。いつもご愛顧いただきありがとうございます。

琵琶湖周辺では先週桜が満開を迎え、長かった冬が過ぎ待ち望んだ春がやってきました。そして、山の恵みである筍が美味しい季節になりました。

福田屋では5月中旬まで、みのくちファームさんの筍をふんだんに使用した筍づくしの料理をご提供しています。

筍の炭火焼き

定番料理ですが、素材そのものの美味しさを味わってもらうにはこれが一番です。木の芽醤油をつけながら、炭火でじっくり焼いて旨みを引き出しています。旬のそら豆も一緒に焼いていきます。

若竹煮

通常木の芽と合わせるのが定番ですが、違う香りを楽しんで欲しいということで「クレソン」と合わせてみました。福田屋の食材として登場頻度の高いクレソンは、近くで自生しているもの。特別に許可をいただいて必要な分だけ採りに行き、採れたてを提供しています。

筍しんじょ

見た目はシンプルですが、じつは中に近江牛のつくねが隠れています。すだちも加えてさっぱり仕上げました。

うなたけご飯

筍と鰻というそれぞれ単体でも十分美味しいものを贅沢に合わせました。炭火で香ばしくふっくらと焼き上げた鰻に、筍の食感が加わることで、鰻重と筍ご飯のいいとこ取りした一品に。自信作です。

「筍」が福田屋で味わえるのは5月中旬までの予定です。福田屋の料理は、季節の味を大切にし、素材の魅力を最大限に引き出すことにこだわっています。是非、福田屋で旬の味覚である筍を存分に味わってみてください。心よりお待ちしております。

福田屋主人　西村一樹

Photo by 尾崎正樹